ローマ(2) サン・ピエトロ大聖堂 トレヴィの泉

2月4日


バチカン市国へ
バチカン市国の中にはサン・ピエトロ大聖堂とバチカン博物館がある.
どちらも超有名な観光地だ.

地下鉄オッタヴィアーノ (Ottaviano) 駅で下車, 10分ほど歩く

衛兵さん

バチカン市国は高い塀で囲まれている, 世界で一番小さな国だ.
(ローマとの行き来に入出国審査などはない.)

サン・ピエトロ広場
284本の柱に囲まれた, 大広場だ.

オベリスクや噴水がある.

サン・ピエトロ大聖堂

中に入るためには, セキュリティチェックを受ける必要がある.
30分ほど待つことになった. 入場料は無料.

サンピエトロ大聖堂の中.
極めて広く,  奥まで見渡せないほど.
全長はなんと186メートル. 　ウェストミンスター寺院 (ロンドン) の110メートル,
ノートルダム寺院 (パリ) の136メートルよりさらに大きい.

天井, 柱の一本一本にも微細な彫刻が施されている. 

大聖堂入口すぐの右手に, "ピエタ" がある.
一個の大理石から作られた, ミケランジェロの代表作.
服のひだまで完璧に作られている. 本当に石だろうかと疑わせる滑らかさ.
これはすごい.

ペテロの銅像.
巡礼者が足に触れるため, すり減っている.

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主祭壇
この日は, 昨日降った雪のためスタッフが出勤できず,
中心部付近には入れなかった. (クーポラも休み)
地下にペトロの墓があるはずなのだが.

主祭壇の天井

聖堂内の美術館への入口
キリスト様がお出迎え.

歴代の教皇のリスト

ラファエロ "キリストの変容 (Transfigurazione)"
...の, 複製 (本物はバチカン美術館の中)

LEO13世の彫刻

洗礼所

出口付近のドア

サン・ピエトロ大聖堂はさすがにカトリックの総本山だけあり, 見ごたえがある. おすすめ.

ヴァチカン博物館へも行ってみたが, 雪のためお休みらしい.
午前中は開いていたようなのだが, 次に開くのは月曜日とのこと.
またの機会にする.

次にスペイン広場へ行ってみる.
地下鉄スパーニャ (Spagna) 駅で下車.
ここは映画"ローマの休日"で有名.

階段下, 船をかたどった噴水

階段の上には教会とオベリスク

彫刻は...
ミケランジェロのピエタを見た後では, どうしても見劣りしてしまう.

階段を下りてまっすぐ進むと, コンドッティ通り.
広い道ではないが, ブランド店が軒を連ねる有名な通りだ.

アンティーコ・カフェ・グレコ (ANTICO CAFFE GRECO) でコーヒーを飲む.
1760年創業, 老舗カフェだ.
参考リンク:　珈琲とカフェ > ゲーテも通ったローマの老舗　カフェ・グレコ

店内は落ち着いた雰囲気

エスプレッソ 6ユーロ(約600円)
イタリアではどこもそうだが, 立ち飲みだと半額ぐらい.
お味は, まあまあおいしいほう.
一緒についてきたチョコレート (スプーンの上) は, かなりおいしい.
なお, 店内のトイレは有料なので注意.

カフェを出て, 通りを歩いてみる
シャツショップ.

クリスタル (スワロフスキー) は世界中にあるが,
価格は日本より安いと思う.

文房具

イタリアのデザインセンスはとても良い.

トレヴィの泉

後ろ向きにコインを投げ入れると, ローマへの再訪が叶うという.
...後ろ向きに投げるというのは, 意外と難しい. ちゃんと着水したのだろうか... 

フォロ・ロマーノ方向へ歩いてみる.
おみやげもの

今の季節, ベネチアで仮面カーニバルがあるはず.
リオのカーニバルと重なっているため断念したが, 機会があればぜひ行ってみたい.

武器・防具屋

ヴィットリオ・エマヌエル2世記念堂 (Vittoriale) Wikipedia
ウェディングケーキ, あるいは巨大タイプライターと言われている.
雪のため中には入れなかったが,  美術品の展示などがあるらしい.

フォロ・トライアーノ (Foro Traiano) 周辺
雪に彩られ, 美しい.
説明はWikipedia参照

トラヤヌスの記念柱 (Colonna Traiana)　
説明はWikipedia参照

こちらはフォロ・ロマーノ (Foro Romano)
説明はWikipeida参照

カンピドリオ (Campidoglio)
説明はWikipedia参照

夜には生ハムのお店を教えてもらい, 行ってみた

生ハムがぶら下がっているのが見える.
わくわく.

イタリアの生ハム, プロシュット (Prosciutto) は, スペインのハモン・イベリコよりも
塩分濃度が低く, よりしっとり滑らかなハムである. (Wikipedia)
柔らかいので機械で切る.
パルマ地方が有名で, この店で最も高価なのは発酵期間が18か月のもの.
1キログラム29.5ユーロ. イベリコの4分の1ぐらいの価格だ.

イベリコのほうが味, 香りともに強く, 個人的にはイベリコを推す.
パルマハムはしっとりしたハムが好きな人向け.

一緒に購入したパルミジャーノ・レッジャーノ (発酵期間2年) がおいしい.
そのまま砕いて食べるのだが, 時おり混じるじゃりっとした食感がたまらない.
細かく砕いてリゾットやパスタにかけてもまたよし. 

晩ご飯はショートパスタのカルボナーラ 9ユーロ (約900円)
カルボナーラは店によってけっこう味が違う.
ここの店のは生クリーム入り, チーズをたっぷりかけて食べる.
日本のより水分が少なく, しょっぱいのだがとてもおいしい.